「浄土の館」とは
平泉は目には見えないものを人の心に湧きあがらせる力がある
3月11日で東北は多くの形あるものを失いました。
形あるものは必ずいつかは壊れていきます。
しかし、歴史文化は壊れることはない。
この土地にある歴史文化はどんな災害がこようが失われることはありません。
なぜなら、平泉は、目に見える世界だけではなく、長年にわたり育まれてきた歴史文化、平泉という存在を情景として人々の心に湧きあがらせ、インスピレーションを与える土地であるからです。
それは、江戸時代の俳人松尾芭蕉が、全てが失われた平泉の草原で「夏草や兵どもが夢の跡」という句を詠んだことからも分かる。
芭蕉の心にはどこにでもある草原ではなかった。
まさに平泉でなければならない理由がそこにありました。
平泉を訪れた全ての人が芭蕉のように、目に見えるだけではない、このまちに流れ続けている「平泉の精神」を感じられるためのお手伝いをするために開始しました。